甘い満月~Sweet Full Moon~
♪♪♪♪♪

あれ?誰だ?なんか見覚えのある番号だけど、、、

「もしもし?」

一応出てみる。

「あ、リカちゃん?」

芯くんだ。。。

「これ、俺の番号。夕方リカちゃん待ってる時に電話かけたの俺だよ」

「あ、コレ芯くんのか!そういえば、誰だろうって思ってたんだ!
確かに、うちら番号交換してなかったから、もしさっき芯くんがかけてなかったら
明日会えなかったね~」

と言うと、

「でも翼に聞けば分かるじゃん」

「あ、確かに!!」

「ぷっ。リカちゃん面白~い」

ちょっと恥ずかしい。なんか、こんなの初めて。男の子と(しかも彼氏になるかも
しれない子と)こんな風に電話で話してるなんて。

「あ、メアド教えてよ!」

「あ、うん。」

メアドを交換すると、芯くんは、

「じゃあおやすみ!」

とだけ言って電話を切った。

ちょっと寂しいなと思って顔を洗いに下に行く。
洗顔中も明日が楽しみで仕方のない自分がいる。

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