甘い満月~Sweet Full Moon~
だんだんと暑くなってきた。外はあつくないんだけど、人の多い室内を

グルグル歩き回っていたら、ちょっと疲れた。

「上行ってお茶でもしない?ちょっと冷たいもんでも飲みたい。」

「俺平気だから芯と姉ちゃんどっか入ってなよ!後で連絡するから」

「えーいいの? じゃあちょっと休んだらまたちゃんと探すから!」

私と芯くんはビルの上の方にある喫茶店に入った。

アイスコーヒーを頼む私。

芯くんはアイスココア。

「余計喉渇きそうじゃない?」

「俺甘いの好きなんだよね~」

と言い、おいしそうにアイスココアを飲み干す芯くん。

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