もっと大切にする~再会のキスは突然に~
カチャリ。
鍵を開けると、勝手知ったる我が家のように上がり込む河合クン。
「腹へらない?なんかないの?」
冷蔵庫まで勝手に開けてしまう彼を無視して、ソファに腰掛ける。
さて、どこからつっ込もう…。
あれこれ聞いちゃうと決心が鈍るかもしれないから、先に私の気持ちを言っちゃう?
いや、でも、麗奈さんのこともはっきりしてないと、二股相手にマジ告白されたら病院に居づらいかな…。
じゃ、とりあえず、遠まわしに繭子ちゃんと高木先生のことでも聞いてから…。
「頭パンクしそうって顔。」
楽しそうに私を見ながら笑う河合クン。
人が色々考えてるのに何よ、その余裕…。あからさまにムッとしてしまう。
「機嫌悪いな。…ま、オレも結構へこんでたんだからお互い様だろ。」