もっと大切にする~再会のキスは突然に~
「だから、葵は別なんだって。…オレは、葵に関しては我慢がきかないから。」
私を見つめる目は、からかうようでもなくて、何かを思い出すように苦しく歪められていて。
「誰かが、葵に触れたかと思うと気が狂いそうだよ。」
自嘲気味に呟く。
「高木先生とは…全然そういうのじゃない。」
苦しそうに眉を下げたままの河合クンに、私の胸も痛み出す。
「ん。…高木に聞いたよ。そしたらあいつ、お前の友達と付き合ってるって言うからさ。今日、仕事終わったら葵に会いにこようって決めてたんだよ。…今度は、絶対手放さない。葵が嫌って言っても、あの頃よりもっと大切にするって。」