もっと大切にする~再会のキスは突然に~


「私も…たぶん、ずっと忘れてなかった。河合クンに、触れられたあの時から、私の気持ちは昔に戻ってたと思う。」

「麗奈さんといるところ見て、すごく…嫌だったから。だから、私のことは、どう思ってるかわからなかったし…。それで、あんな酷いコト…言ってごめん。」

静かに、私の話を頷きながら聞いてくれる。

でも、『 酷いコト』に顔をしかめる。

「あー…あれな。ヤレればいいんでしょ?私間に合ってますってやつね。あれのおかげでだいぶへこんだわ、オレ。」

「だからっ、それはごめんって。…でも、すごく苦しかった。河合クンと麗奈さんが付き合ってるって思って、すごくモヤモヤしたし…。」


肝心の、その一言がなかなか出てくれない。

もう十分に気持ちの蓋は開いてるっていうのに。

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