もっと大切にする~再会のキスは突然に~

「2次会行かないの?じゃ、俺もやめておこうかな。」

いつの間にか河合クンが背後に立っていて、私の手首を掴んだまま顔を覗き込んでくる。


あまりのことにびっくりした私が固まっていると、後藤が大げさに騒ぐ。

「え~!?なんですか、先生。主賓がいなくちゃ始まりませんって。」

あ、そっちね。

ほどほどに酔っ払っているせいか、河合クンが私の手を握ったままなのにはツッコミ入らず。

その声を聞きつけたゆきちゃんも、ちゃっかり狙いの高木先生の腕を引っ張りながら参戦する。

「河合先生、白川先輩!夜はこれからですよ~。さ、早く2次会行きましょうよ。」

「だってさ。行くか?」
最初からそのつもりだったと言わんばかりに勝ち誇ったように私を上からのぞきこむ。


しばらくつかまれたままの手首に熱を感じながら微かに頷くと、後藤やゆきちゃんに引っ張られながら2次会に向かう。


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