もっと大切にする~再会のキスは突然に~
スムーズな処置と連携プレーで無事に仕事を終えられて、気分の良くなった私はさっきまでの疲れはどこかに吹き飛び、軽やかな足取りで帰途につく。
薄暗い街灯の中、いつもは住人の自転車しか置いてないマンションの前にぼやぁっと人影が浮かび上がる。
やだ、なんか気持ち悪い。変な人かも。春先は多いっていうからね~、こういう人。
近づかないようにやや距離をとりながら俯いて足早に通り過ぎるその瞬間、フッと笑い声が漏れる。
いや~!ほんとに気持ち悪いんですけど…。
「襲わねーよ。腹減ったし、メシ食いにいこうぜ。」