【短】おさなじシリーズ★1





「ひっ・・・羽柴、くんっ」






振り返ってオレは小喜びしたわけだが。


夢雨は思いっきり顔を引きつらせて後ろへ飛び退いた。


・・・ヒッとか言ったし・・・。








俯いてしまった夢雨にどーしていいのか分からなくなる。




意地悪でぶつかったわけでもねーし、コイツを怯えさせようとしているわけでもねぇのに。




すっげーヘコム。







・・・てのと。







俯いた顔がほんのり赤くて、困ったような顔がカワイくて、単純に目が釘付け。




顔を覆うようにかかったサラサラの髪・・・






触りてぇぇ!!!






・・・って、


俺、まるで反省の色ナシかよ・・・。
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