【短】おさなじシリーズ★1

どうやらぶつかった拍子に小銭落としたみたいだ。




ポケットを漁って出てきた百円玉で夢雨が買おうとしていたイチゴオレを買って渡した。




要らんって言われたケド・・・


優しくしてやりたいとか、何かしてやりたいとか、純粋にそう思うんだよ。





そんで、はにかむみたいな笑顔見せてくれたらサイコーなんだけどな。












教室へ向かっている最中―――


「・・・押しつけがまし。」


「ぬあ!?たかがジュース一本でかよ!?」




亜生の何気なダメだしに、思わず叫んだ。

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