初恋のキミへ。

青い空。白い雲。

「海だぁ~!!」

浜辺に荷物を置いて、海へ走り出した美桜を追いかける。

水の撥ねる音が聞こえたと思ったら、目に海水が入ってきた。

「うわっ」

顔を拭って前を見ると、いたずらっこのような顔をしている愛しい君。

「水も滴るなんとやらってね!!」

「この野郎、2倍にして返してやらぁ!!」

逃げ回る美桜に容赦なく水をかける。

「痛ッ」

他の利用客にぶつかってしまった。

すいません、とお互いに謝る。

それにしても本当に今日は、人が多いな…

「裕也ーかき氷だって!!」

いつの間にか浜辺にあがった美桜が、向こうで手を振っている。

「今行く!!」


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