初恋のキミへ。

助けにいこうと、上に着ていた服を脱ごうとしたとき、

「行かないよね…」

服が美桜に掴まれてることを知った。

「行かないでしょ?」

美桜は顔を上げようとしない。

ずっと下を向いたまま、震えている。

「みーお。何?オレが、大月ななせみたいに、このままいなくなると思ってんの?」

小さい子をあやすように言う。

美桜の腕を服から離して、目線を合わせようとする。

でも美桜は、こっちを向こうとしてくれない。

「いくら前世だからねぇ。そこまでは同じじゃないでしょ。」

「やだ…行かないで…」

振り絞るような声。

「そんなに心配?大丈夫。オレが運命…




変えてやるよ!!」

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