はじまりのオト


―とある星。
現代より遡ること2000年程前、

世界は3つの王国によって
分かれていた。

命風の王国、フィグライン
空海の王国、ブラッダン
大地の王国、ジラインファ


各国は皆、代々伝わる
伝説の女神を崇めていた。
気高く美しく、
そして儚くか弱き女神。
そんな女神を手にいれた国こそ
永久に輝き続ける、という。


女神を手にいれたいと願う各国の王は、
先祖代々から伝わる
女神の召喚を行ってきた。
しかし、召喚されたのは
女神とは言えぬ女ばかり。
事実、その女たちを女神のように
崇めれば崇めるほど
国は堕ちていった…


どの国も躍起になってきたところ、
ついに女神が舞い降りてくる、と
魔導師による予言が
各国に知れわたる。

たんなる噂か、
はたまた確証のある事実なのか。


不鮮明な情報を頼りに
各国は次々と召喚の儀式を
行っていった…

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