恋に焦がれて迷走中
朝方、チャイムが激しく鳴る、。


ドアの前には、長谷川が、、、、


「何でいるんですか?」


あたしは、はぁぁとため息をつく。


「お前が泣いてるかと思って。」


やけに嬉しそうな顔してこんな時間に、、、


「普通寝てますよこの時間。


 悪いとか思わないんですか?


 ってか、また抜け出しましたね!!」


「何だよその顔~目は開いてるのか?」


「聞いてませんね~。あたしの事は放っといて欲しいです。」


「岬、今日の朝ご飯は何?食べさせてよ。」


「先輩は帰って病院のご飯食べてください。


 バレたらまた、入院伸びますよ。」


「明日退院だから。」


「え、そうなんですか。ふふっ良かったですね。


 おめでとうございます。」


あたし、今ズキンとした。


そっか、お見舞いは行かなくて良くなったんだ。


「じゃあ、お祝いに朝ごはんご馳走してあげます。」



「ダシ巻き玉子付けろよ!!」


嬉しそうな長谷川の笑顔にちょっと心が揺れた。


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