恋に焦がれて迷走中

「早く忘れさせないとな。」


さっきから挟まれたままの顔に


長谷川が唇を近づけてきた。


キスされる、、、


あたしはギュッと目をつぶって唇を引き締めた。



長谷川は、はぁぁとため息をついてから。


「そんな顔されたら何もできないだろ。


 判った、今日は帰るよ。明日退院したら、また来るから。」



長谷川は、帰って行った。



< 79 / 200 >

この作品をシェア

pagetop