赤い手紙【完】


「……………でも
人がやったとゆう可能性が
絶対なわけじゃないんですよね?」

警察はネクタイを直しながら
少しイラだった顔で
そう言った。


それに
またイラだった俺は、

「あんなん人がやったに
決まってんだろ!?
ふざけんなよ!!!
それでも警察かよ!?
調べろ!!
今すぐ調べろ!!!
じゃないと…………
…………俺も、優奈も………」



もう、
自分が分からない。

分からない。

もう嫌だ。

なんで、

なんで俺?

なんかした?

幸せは?

俺は幸せになれねーの?

いけないのか?

未来も?

優奈との未来は?


一気に気持ちが

膨れ上がった。





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