野球部エースと脱力系女子の恋
どうしよう。
本当はわかんない、って言っちゃおうかな
「教えてくれる?」
「教えてやってもいいけど?」
じゃあ、本当のことを話そう!!!
「何すればいいんですか?」
私はいつになく真剣な表情で
そう言った。
「お前の仕事は俺のお世話、それだけ」
原くんのお世話。
面倒くさそうだな~
口うるさく命令してきそうだし
「了解しました!!!」
わけもわからず私は彼に向かって
敬礼した。