私の恋愛説明書
わたし
わたし、鈴野沙月。スズノサツキ。


これから中学生だっ。

明日は、板田第二中学校の入学式。

緊張するなぁ。

と、制服を着た鏡に立っている私に話しかける。

「相変わらず地味だなぁ。」

鼻で笑いながら眼鏡とお下げ髪を鏡越しにじぃーっと見つめる。

「お姉ちゃんっ!」
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