私の恋愛説明書







「拓海バッカ!!また、あとでな。」

優しく手を振った辰馬はすごく

惚れ惚れする。

「沙月おっはよーってあれ?やっほー」

はっ!

ぼーっとしてた…

「朝からどうしたのー?アげてこーよ?」

薫は相変わらずだな…。

朝の学活が始まるまで、わたしはずっと上の空だった。

眼鏡…かあ。

あの日のことを思い出す。

『調子乗ってんじゃねーよ!バカッ』

『なんで…。あたしなんもしてな…。』

バコッ

『ケホッ』

『ねー。やりすぎじゃない?』

『いっ…。いいの!これ位やっとけば!』

『だよねー。』

『あたし…うっ…何もしてな…っいっのにっ…。』

『おめーが悪いんだよー!ブス!』

…。

はっ。

なんてこと…思い出してんの?
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