私の恋愛説明書




オレは結局、筆箱を取りにいけなかった。

だって…

教室に入れなかった。

あのあと、走って拓海の元へ帰ってきた。

沙月が

万引き?

ありえねえって

拓海の話にもついていけなかったが、いつも別れるところで拓海は口を開いた。
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