私の恋愛説明書




辰馬side


あ…


ふいっと目を逸らされてしまった。

あいつ…。なにがあったんだ…?


「おい辰馬!理科室移動だぜ!」

「おっおう」

オレがぎこちない返事を返したのが気に食わなかったのか、拓海はムッとした。

「お前最近変だせ?何かあったか?」

「いや…別に…」

話せるわけがない。
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