神様がくれた夏
「とりあえず罰としてプール掃除をしてもらうことになったものの、さすがに１人ではキツイかと」
知らん。
あたしには全く関係ないじゃないか。
なんであたし…っ?!
訳が分からなくてあたしは何も言うことができない。
それをいいことにどんどん話は進んでいく。
「申し訳ないが頼むよ」
先生はあたしに向かって躊躇うことなくペコリと頭を下げた。
なぜだ。
頼まれた。
しかも頭を下げられた。
教師が生徒に頭を下げたらだめだろう？
