神様がくれた夏



あたしのその答えに、ほのかはふっと小さく息を吐いた。


そしてしょうがないな、なんて言いそうな表情で、




「それが終わったら、帰ってきてね」




そう言ったのだ。


待ってるから、そう付け足して。



だからあたしはニカっと笑った。




「もちろんだよ」




帰ってくる。


戻ってくるよ。



絶対に負けない。


逃げないと決めたのだ。



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