わかってる。

一雅樹Side




海の音が俺たちを包み込む。


「あ…そだ」


隣に座っている里穂子が声を出して
鞄をガサガサとしている。


そして、

「これ」


と、綺麗にラッピングされた箱が目の前に出された。


「え?」



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