もう一度君に「好き」という。

異変。

<naoto side>


あいつと
になが
付き合ったと聞いてから
毎日が不安だった。

目を閉じると
あいつの笑顔が
俺の名前を呼ぶ声が
頭の中をめぐりまわる。

あいつは
俺のことを忘れている。
それはわかっている。

いままでのことも
あいつは忘れていて
もう思い出す事も
ないんだろう。

それは
あいつが
言った言葉だ。

わかってる。
わかってる。
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