窓際のブラウニー



私と夫は旅行へ行くようになった。




日帰りで紅葉を見に行ったり、1泊の温泉旅行へ出かけたりすることもあった。





お義母さんは「私はいいから2人で行きなさい」と快く送り出してくれた。






随分時間がかかった。





遠回りして、迷子になり、



道を間違えて、穴に落ちたり、



横道にそれたり、行き止まりにぶつかったり・・・






そこに現れた一人の人。




私を正しい道へ導いてくれた人。




ありがとう。





ブラウニーの香りを運ぶ、優しいあなた。





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