窓際のブラウニー


作りかけたブラウニーは

私の心の中にどろどろとしたまま残る。



久しぶりだった。


幸せを感じることができた。



出来上がりを想像しながら、ウキウキしていた。




美味しくできたブラウニーを

夫とお義母さんに食べさせたかった。





どうして今じゃないといけないのですか?




習字用の細筆と、クリームパンを買って、

また息の詰まる部屋へ戻る。






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