dye
薄れゆく黒

平穏




あれから1年…。

私は18歳になった。


あの日琉生さんや竜さんの元から去って街で仕事を見つけどうにか暮らしてた。


「緋凪ー!1番テーブル!」
『はーい!』

仕事先は飲食店でみんな優しい人ばっかり。
私の中に巣くっていた黒はいつまにか薄くなっていってるような気がする。



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