恋率方程式







私は恋も愛も知らない。
そんなもの欲しいと思ったこともないし、必要だとも思ったことなんてない。

親もいなければ親族もいないし、まして頼れる人もいない。

この真っ暗な世界で一人でひたすら闇の中の光を探した。

生きる。

ただそれだけのために何だってした。
人も殺したし、自分の体だって商品だ。

そう。
ただ生きるためだけに。

誰かのためだとか、自分のためだとかそんなの思ったこともない。

生きるため。
それが全て。


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