DV彼氏

不信感


 彼と付き合って約半年・・・幸せだった。

毎日迎えに来てくれて、毎日一緒にご飯を食べて、週末にはお泊りをして・・
彼の親も私のことをお嫁さんとしてみてくれていた。
毎日毎日幸せだった。

そんなある日・・・
彼といるときにケイタイが鳴った。
彼氏が出来ると友達からの連絡はほとんどなくなる私のケイタイ。

 ”さや~元気?今度の日曜暇?カラオケ行かん?”

同中の子からの久しぶりのメール!

 「誰?」 彼のぶっきらぼうな声。

(いつもと違うような・・まぁいいか。)
 
 「同中の友達♪今度の日曜カラオケいこぉって♪」と私は笑顔で答えた。

 「名前は?カラオケ行くの?」

(やっぱり・・なんか違う。怖い)このとき私は初めて彼を少し怖いと思った。

 「ゆうだよ!行きたいかな♪久々だし♪」

このときはまだ心のそこから怖いとは思わなかった。
ただ、日曜だし長く一緒にいられないから。だから機嫌が悪いのだと思っていた。

 「そう。いってくれば?その代わり電話したら出ろよ!写メ送れっていったら遅れよ!」

(はぁっ?何で?そんなことまでしなくても・・・)私は少しずつ不信感を覚え始める。

 「分かった・・・。」と答える。

でも、どうしてそこまでするのだろうか・・・不思議で仕方なかった。
< 16 / 29 >

この作品をシェア

pagetop