。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。



響輔は慌しく起き上がると、乱暴に手の甲で目元を擦った。


「……ごめん、寝とった…」


寝起きのかすれ声で何とか答える。


それ、前にも聞いた台詞。


でもあのときとは状況が違う。それに響輔の寝顔も見れたわけだし♪


「いいって。あたしが泊まってってお願いしたわけだし」


珍しくしおらしく言ってみたけれど、響輔はあたしを見て目をぱちぱち。


ゆっくりとあたしから視線を逸らして、


「……あんた、なんちゅう格好してんねん…寝起きには刺激が強すぎるわ…」


ぷいと横を見る。


へ??格好…?刺激…


あたしが自分の格好を見下ろすと、


「キャァ!」


あたしは響輔から布団を奪って慌てて体を隠した。


そーだった。服脱いで、あたし下着の上下セットだけだった!


「…さむ。布団全部奪わんで」


響輔が布団のはじっこを掴んでちょっと引き寄せる。


「ちょっとぉ!あたしこんな格好なのよ!」と喚くと、


「知らんて。あんたが脱いだんやろ?


ってか今頃恥じらい?昨日はあんなに積極的やったのに」


呆れたように半目になって響輔があたしを見据える。


「き、昨日のは勢いとかあったし!!」


てか何でこんなに恥ずかしいの!?


明るいところでも大丈夫だし、むしろ見せ付けるぐらい自信があるってのに!


響輔だからか!?





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