。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。
一体何だって言うのよ!
あたしの裸を見たかったから??♪……って、そんな風には見えなかったケド。
響輔の目は何かを観察するような、鋭いものだった気がするし。
……ても一瞬だったから、本当に何をしたかったのか分からない。
それからもあたしはあれこれドレスを試着していった。
さすがに三十分もすると響輔はうんざり。
「何でもええやん。早よして…」と弱音を吐いていた。
「良くない!あたしに一番似合うドレスを見つけるの!」
そう言って赤い生地のドレスを手に取った。
「それ、ええやん。着てみれば?」
適当なこと言って。どうせあんたは早く帰りたいだけでしょ!
そう思ったけど、
あら…ホントにちょっといいかも。
一番最初に手にとった深い青色のドレスとデザインは似通っていたけど、腰から下がマーメイドラインになっていて、裾が変わったデザインにカッティングしてあった。
しかも赤はあたしのラッキーカラーでもあるし。
着てみたけど、さっきより大人っぽいデザイン。
落ち着いていて上品さもある。
「ええやん、その赤。よう似合うてる。それにしよ」
はじめて―――響輔が良いって言ってくれた。
だけど、天邪鬼なあたしは
「これの白ください!」
そう言っていた。