。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。

バレた!?




◆ バレた!? ◆



あのあと、戒はすぐに先生を呼んでくれて怪我をした千里は先生の車で近くの救急病院に運ばれていった。


あたしとリコも心配で、タクシーで三人…千里が運ばれた病院に向かったけれど、千里は緊急手術。


戒の見立てどうり、やっぱりアキレス腱が切れてたみたい。


命に関わることじゃないらしいけど、早く手術をした方がいいみたい。


手術室の前であたしたちの担任と教頭先生がそわそわと落ち着かない様子でうろうろ。


すぐに刑事である千里のおっちゃんも千里ママと一緒に駆けつけてきた。


「…ごめん、おっちゃん。おばちゃん…あたしのせいで」


事情を説明すると、二人とも


「朔羅が気にすることない。身をていして女も守れねぇヤツは男じゃねぇ」


「そうよ。気にしないで。


それより対処が早かったから良かったって。ありがとうね、朔羅ちゃん」


二人のあったかい言葉に涙が出そうになった。


対処してくれたのは戒だ。


戒がアキレス腱が切れてるって気付いて、すぐに先生を呼んでくれたからだ。


「すぐに良くなるって。大丈夫だ」


戒はあたしの頭を腕の中に引き寄せて、それでも心配そうに手術室の方を見ていた。


大勢で待ってても看護士さんたちの迷惑になると思って、あたしたち三人は一階ロビーにある自販機の前のソファで座って待つことに。


タクシーの中で家に連絡を入れて千里が怪我をして付き添っていることをマサに言うと、


過保護なあいつはすぐに誰かを迎えに寄越すと言って、病院に来てくれたのは




キョウスケだった。






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