。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。

味方!?



◆ 味方!? ◆



つくづく思うけど…


キョウスケが居て良かった~


敵に回せば厄介かもしれねぇが味方だと心強い。


ってことはだ…


今、戒はキョウスケの敵……


あいつ一人で抱えて…打ち明けることもせず。


悩んで胃まで壊して。


あたしは食い終わったスプーンを置いてキョウスケを見上げた。



「やっぱあたし…


戒が心配だから、今日は早く帰るよ」



キョウスケは何も答えずに腕を組むと、





「お嬢の心どころか…胃袋も掴めないんですね。



俺」




少し寂しそうに笑う。


「いや!うまかったよ!!あ、でもパフェ代は払うね」


あたしは慌ててバッグの中から財布を取り出すと、キョウスケは伝票をさっと取り上げてあたしの手の届かない場所まで移動。


「奢りです。


俺がお嬢に協力してるワケ。それはお嬢の悲しむ顔が見たくなかったからですよ。


普通ならこんなリスキーなことわざわざしない」



キョウスケは無表情に言ってゆっくり頬杖をついた。


だけどその仕草を見て、あたしはゆっくりと首を横に振った。




「ううん。


あたしのことがなくてもお前ならこうしてたと思うよ―――」



どんなにリスクが高かろうと、


躊躇なく動くだろう。



「だってお前は戒のこと、凄く大切に想ってるから。



戒が悩んでると、絶対にお前は放っておかない。



あいつを放っておけない」





あたしの言葉にキョウスケが目をまばたく。


あたしは財布から千円札を出してテーブルに置いて、立ち上がった。







心が離れていても―――キョウスケは常に戒の味方だ。



あたしも―――






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