君へ、約束の歌を。<実話元>
学校が休みの時の部活メニューは、だいたい来た人から勝手に各自で進めていくスタイル。
…今の亜美と一緒にメニューやるのは、気を使うし精神的にも疲れる。
だから、ひどいとは思ったけど祐ちゃんと部室に行く時間を合わせたいって思ったんだ。
…私は、最低だ。
−♪〜♪…♪〜♪…
祐ちゃんからのメールに設定してある着信音が、受信を知らせる。
【賛成〜!確かに、それはやだね。
一緒にやろー!8時くらいに行く?】
私もすぐに返信画面を起動させた。
【じゃあ、8時に部室で♪
亜美は、今回は何にイライラしてるんだろうね〜…
シカトされるのやだから、話し掛けづらいし…
まぁほかっとくしかないよね…
いつもみたいに、いつか戻るだろうし】
半ば期待も込めた、そのメール。
【その通り!
アイツは、ほかっとくしかないって。
毎回付き合ってられんし】
【だよね…しょうがないかぁ…
それじゃあ明日ね。今日もお疲れ〜!】
【お疲れ!それじゃ、おやすみ〜】
ケータイをぱたんっと閉じると、机の上に置いた。