オノマトペ
「……すごい光景だなー」

のんびりとそう感想を漏らすフェイレイに、

「見ちゃだめ」

彼の後ろから、両手で目隠しするリディル。

「あはは、ヤキモチ?」

巨乳が見れたことよりも、リディルにヤキモチを妬かれる方が嬉しいらしいフェイレイは、目を覆われながら笑う。

リディルは少しばかり頬を膨らませただけで何も言わない。

「あー……まあ、大丈夫だよ。俺、巨乳の人にあんまりいい思い出ないからさー」

「……」

「死にかけたもんなー」

あはは、と笑うフェイレイ。

そういえばそうだった、とリディルもフェイレイの目から手を放す。

それから、自分の寂しい胸元に視線を落とした。


(天神温泉……色んな効能があるっていうから、もしかしたら小さいのも治るかなって、思ったけど……大きくならない方が、いいのかな……)


リディルは眉を潜めながら、なんだか色々と思考を巡らせていた。







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