オノマトペ

「五所川原君、こんなにすてきなところに連れてきてくれてありがとう！」

お礼を言うと、五所川原は片腕をぶんぶん横に振った。

『花音ちゃんがいつも僕をかわいがってくれるお礼だぴょん。僕は花音ちゃんに抱っこされるの、大好きなんだよぉっ』

「そうかぁ」

花音は頬を桃色に染めて微笑む。

「じゃあ、これからもいっぱい抱っこしてあげるね」

星の川を耳を揺らしながら飛び跳ねている五所川原に両手を伸ばして捕まえて。

ぎゅうーっと、強く、強く抱きしめた。

『わぁい、嬉しいなぁ～』

いつも凛々しい顔の五所川原がにこにこと笑っている。それが嬉しくて、花音は更に力を込めて抱きしめてあげた。

「えへへ、五所川原君、大好きだよぉ～……」