恋花よ、咲け。




ねぇ 私 こんなことが毎日続くなら
どんなに重いノートでも
どんなに大きな教材でも
文句ひとつ言わずに運ぶよ。


「お願いします。」


「…っぁ お願いします。」


弘也と一緒に渡したノート。


あなたの微笑むその横顔を
ずっと見ていたいと思う。


黒い肌 黒い髪 黒い瞳。


なのに可愛らしいえくぼ。


確かに とってもイケメンだ。


「___から、帰りに配ってくれ。」


「はい。」


高い身長 細いけどしっかりした体。


「明日は今日と同じでいい。」


職員室だからと言ってした正装。


受け取ったプリントが重いからか
腕の筋がピンと張る。


「___じゃあ 頼んだぞ。」




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