恋花よ、咲け。




______ザザー。

「ぅわー、何か雨降ってきたねー。」


わっちゃんが 買ったジュースを飲みながら
そう呟いた。


「えー、雨ー?
傘持ってきたっけー?」


「置き傘があったんじゃない?
後で教室寄ろっか。」


心配そうに窓の外を見るりにーと潤。


「はぁー…。」


それに対し ため息がつきない私。


ジュースを一口だけ口にして
すぐにキャップを閉めた。


「さ、戻ろっか。
南たち待ってるし。」


「うん、そだね。」


そう言う3人に
流れのまま付いていくと
トイレの前を通りかかった。


「……電気。」


つい 足が止まってしまう。


こんなにも曇ってて
太陽の光一筋すら感じられないのに。


あ、もしかしたら
先に戻ってるのかも。


そっか そうだよね。


だけど何故か 気になってしまう。




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