《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
久しぶりに戻る自宅。


安倍家とは対照的に洋館の我が家。



「久しぶりね…知弥」


俺と花奏を迎えたのは海外暮らしで、めったに日本には帰ってこない母上。


俺と同じ銀色の髪に、透き通る真珠のような白い肌、紫色の双眼。


「あなたが知弥の奥様になる安倍花奏さんね…知弥の母のクリスティーヌです」


母上は優しく花奏に自己紹介。


「母上に訊きたいコトが…」


「あなたがここに来たのは滋弥のコトでしょ?滋弥とは派手に戦闘したようね」


「・・・俺も腕に怪我をした」


「・・・」



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