《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
もう5月で新緑が芽吹いてるのに。
未だに桜が満開に咲く場所がある。
北海道なら納得できるけど、本土ではまずない。
その情報を『陰陽庁』が手に入れ、知弥に調査を依頼した。
ビル群が建ち並ぶ高速の登り口。
珍しく知弥が運転席に乗り込む。
私がいる時はいつも、一緒に後部座席に乗って、運転席は千早さんの座る場所。
そう脳裏にインプットされてるせいか…とっても違和感を感じる。
おまけに私は助手席だし。
夕方から降り出した雨が徐々に雨足が強くなる。
知弥の自家用車は左ハンドルで、ミッション。
闇と雨に狭まれた視界。
ハイスピードでワイパワーを動かして、雨粒を避け、ヘッドライトで闇を照らしながら、高速を突き進む。
ハンドルとギアを忙しく操作する仕草に私の鼓動のきゅんと高鳴る。
知弥の瞳がとっても真剣で素敵に見えたから。
未だに桜が満開に咲く場所がある。
北海道なら納得できるけど、本土ではまずない。
その情報を『陰陽庁』が手に入れ、知弥に調査を依頼した。
ビル群が建ち並ぶ高速の登り口。
珍しく知弥が運転席に乗り込む。
私がいる時はいつも、一緒に後部座席に乗って、運転席は千早さんの座る場所。
そう脳裏にインプットされてるせいか…とっても違和感を感じる。
おまけに私は助手席だし。
夕方から降り出した雨が徐々に雨足が強くなる。
知弥の自家用車は左ハンドルで、ミッション。
闇と雨に狭まれた視界。
ハイスピードでワイパワーを動かして、雨粒を避け、ヘッドライトで闇を照らしながら、高速を突き進む。
ハンドルとギアを忙しく操作する仕草に私の鼓動のきゅんと高鳴る。
知弥の瞳がとっても真剣で素敵に見えたから。