《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
終巻*お前は俺の嫁
お祖母様にも許可を頂き、晴れて花奏は俺のモノに。


花奏は恋をしたコトないせいか…恋には全く疎い。自分がモテ女だ言う自覚もない。


「まさか…お前まで…学園に来るとは…」


あの妖狐の爽爾まで学園に編入して来た。


学園長室を出ると、廊下には滋弥と閑音の姿。


「待ってたよ~爽爾」


「今日から同じクラスだから…よろしくねぇー滋弥に閑音」


「・・・」


俺の片眉が上がった。コイツらいつの間に仲良くなってんだ?



「僕たちは花奏さんと兄上の結婚を許さないからね!」


「爽爾君!!」

無邪気に手を振りながら、俺の嫁・花奏が登場。


「花奏ちゃん。今日からよろしくねっ!」


「こちらこそ・・・」





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