坂田家の日常



「ほら、花嫁修業よ。奈緒美ちゃん、お料理の勉強した方がいいかと思って」

「何であたしが……」

「奈緒美ちゃん、もう社会人になるわけだし、いつかは結婚するのよ」

「まだ眞里は学生だっつーの。直樹みたいにはならないの」



……眞里さんに飽きられない限りはな。



「何、尚斗?」

「いや…何でも……」



そんなに睨まなくてもいいだろ……。



「チッ…。ダチ共連れてならいいわよ」

「じゃあ申込書書いておくわね」



姉貴には料理だけじゃなく、いろんな面での花嫁修業が必要だと思うけど……。



ただそれだけは言わないでおいた。



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