空の記憶
想い


そんな俺達は互いに支えあってすべてを行っている。
例えばテスト。
俺、旭、舞斗は学年主席を争う仲だ。
対して銀朱は赤点ギリギリなのだ。
赤点といってもこの学校では70点未満の事を言う。
クラスの三分の一はこのノルマを達成する事が出来ない。
その為補習が多い。

銀朱は補習に出るため、バンドが出来なくなる事を嫌がり、
補習ではなく課題をこなすことになったのだ。
その課題も直ぐに出来るものではなく、大変難しい為
バンドメンバー全員でいつも取り掛かっている。

旭は生徒会長として忙しい為、第二の生徒会の執行部が存在し、
舞斗が執行部長をやっている。
互が互を助け合う為に生徒会選挙は生徒会、学園祭は執行部と
、取り決めが決まっている。

翼裟は幼少の頃の事故の後遺症の目の事がある為、病院に通い、
痛みと言う後遺症といつも闘っている。
激痛が走る事も多く、そのたび、一時休憩をしたりする。


お互いに弱いところを補い合い、
絆の強い彼等だからこそなせる技なのだ。
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