3.30からの恋、





それからしばらく語って、ちらほら寝る人も。


今日はお開きにする事に。


あたしたちはベッドがある隣の部屋に移動した。


なつきが帰って、残っているのはあたしとリュウヤと
竜也、洋介、美希の5人。


でもあたしとリュウヤ以外はやっぱり爆睡。


二人で布団にくるまった。


「今日、楽しかったね」


あたしは色々と思い出しながら呟いた。


「楽しかったな」


カーテンの隙間から入る月の光が、優しく微笑む
リュウヤの顔を照らす。


うれしくなってリュウヤの腕に顔をうずくめた。


ほろ酔いなあたしは軽く眠気に襲われる。


「ねぇミユ」


「ん?」


「ちゅうしてい?」


「え!」


いきなり言われてちょっと戸惑ったが、OKした。


「二回目だな」


「ほんとに。てかふぁーすとキスが罰ゲームって
まじありえないんだけど(笑)」


二人で顔を見合わせて笑った。


今夜した王様ゲームを思い出す。


あたしら最初勝ってたのに、、、。


やっぱ組んでズルしたらバチが当たるんだな。





それから、
なんのためらいもなかった。


このヒトならいいかな。


そう思った。



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