便利屋



「それからは…秀人くんたちは、父子で辛いながらも暮らしてたんだけど……心が参ってたのね。……秀人くんが高校1年生のとき、…秀人くんのお父さんも初音のところにいっちゃったんだ…。」


俺の父さんも…俺みたいに、ひとりぼっちだったのか…?


「秀人くんは高校を辞めて、真面目に働いたわ。だけど…高校中退の身の秀人くんを雇ってくれるいい会社がなくてね。」


俺みたいな年のとき、父さんも苦しんでた…?


「それで、始めたのが…便利屋さんだった。」


華おばあちゃんは優しく笑いながら言った。


「いまのヒロくんとおんなじみたいね。」



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