便利屋



「奈央よ。今ならまだ間に合う…!」


「間に合うって、奈央はどこに…!?」


「最上階のレストランよ!たしか会食は14時から…」



『…13時…52分。』



───‥行くしかない。



「ちょっ…?便利屋さん!?」


ぼさぼさの男の声は、耳の奥に消えた。


もう成り行きにかまってるワケにはいかなくなったんだ…!




━━━━━━━‥もう、金なんて
         …いらない。



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