あなたがいたという記憶
それから私は、美嘉に手伝ってもらい、高橋くんを見ないという作戦を決行した。
高橋くんがきた時美嘉に教えてもらい、その時だけしたを向いているというあからさまに避けているとわかる作戦だった。
でも、そうでもしないと私は…
「はぁ…」
作戦を実行し続けて5日たった。
なんだかもう、びくびくしながら過ごしている毎日が辛くなってきていた。
高橋くんと話すと今までの作戦の何もかもが水の泡だ。
だから、
むこうにも話しかけられては困る。
だから相手にもわかるようにしなくちゃ。
私はあなたを避けてるんですよー…
あなたとは話しませんよー…
私とあなたはむかんけ…
「あの、澤田さん?」
「はい?」
話しかけられて振り向くとそこには、
1番話しかけて欲しくない人がいた。