図書館LOVE☆
「やっ、やめてっ!!」
斗真の振り上げた拳が
雅の右頬の寸前で止まる。
「なんで…止めんだよ。」
「暴力は嫌なの…。
雅、あなたを
かばったわけじゃないから。」
「…衿奈…。」
雅が寂しそうに
私の名前をよぶ。
私は斗真がこれ以上
暴力を振るう姿を見たくなくて
とめた。
雅を可哀想に思う気持ちは
本当にこれっぽっちも
なかった。
私の強い発言を聞いて。
斗真は胸ぐらを掴んでいた手を
荒々しく離し、
雅を床に叩きつけた。
「…いくぞ。衿奈。」