幼き神は涙さえ演じて

 「…シスターの言葉はあなたに悪影響を与えるらしいですねぇ」

 「僕が勝手に影響を受けただけだ」

 「珍しいですねぇ。あなたが誰か(他人)を庇うなど」

 「庇っていない。ただ、」

 「興味が沸いた。でしょう?あなたの行動理由はそれしかない。何時でしたか…名前も覚えていませんが、生かした12の少女の時もあなたと言う人は」

 「その話は終わった」

 「あなたはお遊びが過ぎるのです。シスターの戯言に感化されるのなら、私が殺してさしあげましょう」

 「僕の望まないことをするなら君を僕が殺す」

 
 
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