蜜色チェーン―キミと一緒に―
答えるや否や、座ったままの姿勢で拓海くんに抱き締められる。
そしてそのまま、ベッドに倒された。
ぽふんって弾んだベッドにびっくりして見上げると、さっきと同じように優しく微笑んでいる拓海くんと目が合う。
「拓海くん?」
「ん?」
「あの……するの?」
「うん。そのつもりだけど」
「でも、拓海くん、ここまでの運転だってしてきたし、人ごみで疲れてるだろうし……」
「大丈夫だよ。それくらいで疲れるほどか弱くないから」
「で、でも……あ」
決して嫌なわけじゃないけど、なんとなく、全部が拓海くんの思惑通りに進んでいる気がして。
そして、その先に待っているゴールが、私の望んでいないモノのような予感がして、拒む理由を探した。
けど、私が理由を探し出す前に、拓海くんに唇を塞がれる。
このまま流されてたらダメな気がする。
そう思うのに……拓海くんのキスを拒めるハズがなくて。